［経済］簿記勘定科目一覧表（用語集）

簡易帳簿―月別総括集計表

月別総括集計表とは

月別総括集計表の定義・意味・意義

青色申告の届出をする場合、複式簿記で記帳することが原則とされているが、簿記の専門的知識がない場合などには、簡易簿記という簿記方式も選択することができる。

簡易簿記では、複式簿記による仕訳や転記作業を行わないで、簡易帳簿に売上げなどの総収入金額と仕入れその他必要経費に関する事項、つまり、損益計算書に関する事項だけを記帳する。

そして、月末には、簡易帳簿に記帳した結果の集計作業を行うが、そのための様式が月別総括集計表である

つまり、月別総括集計表とは、簡易帳簿の各帳簿の各欄ごとに、月別の合計を時系列にまとめた表をいう。

いわば、月別損益計算書で、複式簿記における試算表に相当するものである。

月別総括集計表の趣旨・目的・機能

月末に、簡易帳簿に記帳した結果が月別総括集計表へと集計される。

そして、期末に、月別総括集計表は決算準備表へと集計される。

決算準備表を兼ねた月別総括集計表の様式もある。

最後に、この決算準備表から転記をすることで、確定申告で必要添付書類とされている収支内訳書を作成できる。

簡易帳簿→月別総括集計表→決算準備表→収支内訳書

また、帳簿に記載されている事項と会計資料（納品書や請求書、領収書など）を照合しながら月別総括集計表を作成する作業を通じて、記載誤りや記載漏れも発見できる。

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