青色申告と勘定科目
どの勘定科目を使えばいいのか?
仕訳帳あるいは振替伝票などの伝票を用いるにせよ、エクセルなどの表計算ソフト、会計ソフトを使用するにせよ、まず問題となるのは簿記の知識、特に勘定科目の選択です。
そもそも勘定科目の名称・表現自体絶対的なものではありませんし、どの勘定科目を使わなければならないというものでもありません。
どういう勘定科目を使用すべきかという問題は、基本的には貸借対照表や損益計算書などの決算書類でどうやって、そしてどの程度詳しく第三者に報告・説明するかということで決まるものだからです。
帳簿をつける最終目的は決算書を作成して第三者に対して利益を報告することです。
ここで言う第三者とは、会社(個人事業主)を取り巻く利害関係者、具体的には株主や投資家、銀行などの債権者や取引の相手方、そして税務署などを指します。
とすれば、こうした第三者が要求するような勘定科目を使用すればいいということになります。
そして、帳簿をつける主な目的が青色申告であるならば、最初から青色申告を意識した勘定科目を使用すればいいのです。
基準となる勘定科目の一覧表
青色申告には申告書と決算書の両方が必要ですが、青色申告承認申請書を出していれば、11月下旬頃に「所得税青色申告決算書」、1月下旬頃に「所得税の確定申告書」の両方の書式が税務署から郵送されてきます。
この決算書は損益計算書と貸借対照表とに別れていますが(当然のことですが)、そこに記載されてある勘定科目を自分が使用する勘定科目の一つの基準にすればいいのです。
具体的には以下のような勘定科目が記載されています。
「所得税青色申告決算書」の損益計算書の部
- 売上(雑収入を含む)
- 仕入
- 租税公課
- 荷造運賃
- 水道光熱費
- 旅費交通費
- 通信費
- 広告宣伝費
- 接待交際費
- 損害保険料
- 修繕費
- 消耗品費
- 減価償却費
- 福利厚生費
- 給料賃金
- 外注工賃
- 利子割引料
- 地代家賃
- 貸倒金
- 雑費
- 貸倒引当金
- 専従者給与
「所得税青色申告決算書」の貸借対照表の部
- 現金
- 当座預金
- 定期預金
- その他の預金
- 受取手形
- 売掛金
- 有価証券
- 棚卸資産
- 前払金
- 貸付金
- 建物
- 建物付属設備
- 機械装置
- 車両運搬具
- 工具 器具 備品
- 土地
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