勘定科目全書として勘定科目を体系的に分類し、その取扱い・処理を解説・説明しています。仕訳の方法・仕方、会計ソフト(弥生会計などパソコン会計)など経理実務のお供に。勘定科目内訳明細書の書き方・作成や青色申告など確定申告のための帳簿のつけ方から日商簿記・簿記検定試験(2級・3級)のための便覧として、辞書・辞典・事典代わりにお役立て下さい。

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仕訳

仕訳とは

仕訳とは、すべての取引を借方・貸方という両面から記録していくための簿記技術・作業(ないしはその結果)のことで、会計・経理・簿記の最も基本となる技術ですが、仕訳という言葉に関連していくつか慣用的な(?)用語があります。

※『世界一感動する会計の本です』には、仕訳とは、「1つの取引について、自分(借方)と他人(貸方)の2つの情報を書くこと」で、いわば「ジャーナル・エントリー」「情報入力」であるとしています。分かりやすい説明だと思います。

ここではそうした用語をまとめてみました。

 

逆仕訳/反対仕訳/取消仕訳

最初に行った仕訳と借方、貸方の勘定を逆に記入する仕訳をいいます。

 

決算仕訳

決算仕訳とは、決算時に行われる仕訳のことで、決算整理仕訳決算振替仕訳とがあります。

 

決算整理仕訳

決算整理仕訳とは、決算時に費用・収益を確定する仕訳をいいます。

 

決算振替仕訳

決算振替仕訳とは、決算時に財務諸表を作成するために、費用・収益の諸勘定から損益勘定に振り替えるための仕訳をいいます。

 

再振替仕訳

期末に行われた経過勘定項目前払費用未払費用前受収益未収収益)の翌期首における逆仕訳をいいます。

 

修正仕訳

例えば、現金の帳簿残高(現金勘定)と実際有高(手元の現金残高)が一致しない場合に使われるのが、現金過不足勘定(一時的な仮の勘定科目)です。

後日、原因が判明した場合に、適切な仕訳を行うことになるが、こうした仕訳を修正仕訳といいます。

なお、特に決算日に行う修正仕訳のことを決算整理仕訳といいます。

 

訂正仕訳

訂正仕訳とは、間違った仕訳を訂正する仕訳をいいます。

実務上は、赤で二重線を引き、訂正しますが、簿記検定では、誤った仕訳はそのまま残しておいて、新たに仕訳を追加することで訂正します。

この場合、訂正仕訳の方法は、次の3つのステップを踏むことになります。

  1. 誤った仕訳の逆仕訳/反対仕訳/取消仕訳を行う。
  2. 正しい仕訳を行う。
  3. 1と2を相殺する。

 

訂正仕訳の具体例

【例】売掛金現金で回収した際、誤って買掛金勘定で処理してしまった。

  借方科目 金額 貸方科目 金額
誤った仕訳 現金
××××
買掛金(誤り)
××××
逆仕訳 買掛金
××××
現金
××××
正しい仕訳 現金
××××
売掛金
××××
相殺 買掛金
××××
売掛金
××××

 

 

複合仕訳単一仕訳

1対1の仕訳を単一仕訳、1対多または多対多の仕訳を複合仕訳といいます。

表現を変えると、単純仕訳とは、1行づつ仕訳をすることをいい、複合仕訳は、1つの取引について3つ以上の勘定科目を使ってまとめて仕訳をすることをいいます。

複合仕訳の代表例が給与の仕訳です。

なお、仕訳は、全て単純仕訳で行うことができます。

 

振替仕訳

ある勘定の借方または貸方の金額を減少させて、他の勘定の借方または貸方の金額を増加させるというように、勘定間で金額を移動させることを振替といい、そのための仕訳を振替仕訳といいます。

 


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