簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目全書として勘定科目を体系的に分類し、その取扱い・処理を解説・説明しています。仕訳の方法・仕方、会計ソフト(弥生会計などパソコン会計)など経理実務のお供に。青色申告など確定申告のための帳簿のつけ方から日商簿記・簿記検定試験(2級・3級)の便覧として辞書・辞典代わりにお役立て下さい。


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未収収益

未収収益とは 【accrued revenue】

未収収益勘定の定義・意味

未収収益とは、本来の営業取引ではないが、一定の契約に従い、継続して役務の提供を行う場合、 すでに提供した役務に対して、いまだその対価の支払を受けていないもの(期日未到来の受取利息など当期に発生した収益でであるが、まだ受け取っていないもの)のうち、支払期日が未到来のものをいう。

 

未収収益の範囲・具体例

未収収益に該当するものとしては、具体的には次のようなものがある。

 

その他の勘定科目との関係

売掛金

売掛金は、本来の営業取引から生じた商品売買の未収金を管理するための勘定科目である。

 

未収金

未収収益未収入金はともに本来の営業活動以外の取引から生じた未回収金額である。

しかし、両者は次の点で異なる(両者の違いは次の点にある)。

ただし、実務上は、継続的な役務提供にかかる未収入金であっても、支払期日が未到来のものは未収収益として処理することがよくある。

つまり、実務上の未収収益未収入金との区別基準は、継続的な役務提供か否かではなく、確定債権か否か(支払期日が到来しているか否か)にある。

未収収益未収入金未収金)―売掛金(以上、収益の関係)の関係は、未払費用未払金買掛金(以上、費用の関係) の関係とパラレル。

 

 

未収収益財務諸表における表示区分と表示科目

貸借対照表資産流動資産>未収利息など

※仕訳上の勘定科目と貸借対照表上の表示科目とが異なるので注意。

 

 

未収収益の会計処理

未収収益の会計処理方法

期中は仕訳はない。

未収収益勘定が使われるのは決算時である。

当期の収益として計上すべきであるが、次期以降にその受け取りが発生するため、当期の収益として計上されない場合、 費用収益対応の原則から決算整理仕訳収益の見越)を行う。

参照 →費用・収益の見越・繰延

 

仕訳の具体例(帳簿記入・記帳法)

期中(購入時)の処理

期中は仕訳なし

 

期末(決算時)の処理―決算整理仕訳
借方科目 金額 貸方科目 金額
未収利息 ×××× 受取利息 ××××

 

期首の処理―再振替仕訳
借方科目 金額 貸方科目 金額
受取利息 ×××× 未収利息 ××××

 

実際に現金収入があった場合
借方科目 金額 貸方科目 金額
現金 ×××× 受取利息 ××××

 

 

未収収益勘定の実務

未収収益の定義

未収収益は、継続的な役務の提供に関わるものと定義されるが、実務上は、これにこだわらず、広く当期の営業外収益の未収分を処理するために用いられている。

 

税法との関係

毎期、継続的に同様の処理が発生し、かつ、重要ではないものについては、未収収益として、資産に計上しなくてもよいとされている(つまり、わざわざ未収収益に振り替える必要はない)。