勘定科目全書として勘定科目を体系的に分類し、その取扱い・処理を解説・説明しています。仕訳の方法・仕方、会計ソフト(弥生会計などパソコン会計)など経理実務のわかりやすいマニュアルです。勘定科目内訳明細書の書き方・作成や青色申告など確定申告のための帳簿のつけ方から日商簿記・簿記検定試験(2級・3級)のための便覧として、辞書・辞典・事典代わりにお役立て下さい。

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投資有価証券

投資有価証券とは

投資有価証券勘定の定義・意味・意義

有価証券は、その保有目的により次の4つに分類される。

  1. 売買目的有価証券
  2. 満期保有目的債権
  3. 関係会社株式子会社株式・関連会社株式
  4. その他有価証券

 

投資有価証券とは、このうち、市場性がある長期(1年以内に満期がこない)保有の満期保有目的債権と、市場性のない関係会社株式子会社株式・関連会社株式)とその他有価証券(親会社株式、取引先の株式、持ち合い株式等)を管理するための勘定科目をいう。

有価証券

満期保有目的債権

 

投資有価証券勘定の範囲・具体例

新株予約権

新株予約権を取得した場合も、投資有価証券勘定を用いるのが一般的である。

 

投資有価証券勘定の使い方の説明・解説

子会社株式関連会社株式、親会社株式は独立科目で表示することもある。

 

 

投資有価証券財務諸表における表示区分と表示科目

貸借対照表資産固定資産投資その他の資産投資有価証券

財務諸表規則では、関係会社株式関係会社社債はそれぞれ別掲するものとされ、会社計算規則では、関係会社株式のみを別掲するものとされている。

 

 

投資有価証券勘定の会計・経理・簿記

取引と仕訳の具体例・事例

新株予約権を取得した場合の仕訳例(帳簿記入・記帳法)
借方科目 金額 貸方科目 金額
投資有価証券
××××
普通預金
××××

 

投資有価証券勘定のその他の仕訳例

有価証券

 

評価基準

期末

前述したとおり、投資有価証券として処理される有価証券には、次の3種類がある。

  1. 満期保有目的債権
  2. 関係会社株式子会社株式・関連会社株式
  3. その他有価証券

そこで、投資有価証券期末の評価は、この分類にもとづき、それぞれの相場変動リスクの度合いに応じてなされる。

満期保有目的債権の場合

満期保有目的債権は、相場変動リスクを考慮する必要が少ないため、時価評価の対象から外され、償却原価法により、貸借対照表額を算定することになる。

 

関係会社株式子会社株式・関連会社株式)の場合

関係会社株式子会社株式・関連会社株式)については、その会社を支配したり、影響力を行使したりすることが目的として保有されるため、時価評価は不要で、取得価額をもって評価される。