手川割引
手川割引とは
手形割引の定義・意味
手形割引とは、支払い期日前に、手形を銀行などの金融機関に持ち込んで(裏書譲渡して)、現金化(資金化)することをいう。
ただし、満期までの利息や費用・手数料(これを手形割引料という)が控除されるので、手形の額面金額よりは安い金額となる(そのために、「割引」と言われる)。
商業手形割引と呼ばれることもある。
手形割引料の計算方法
手形割引料=手形金額×手形割引率÷365×手形割引実行日から手形支払期日までの日数
※小数点以下は切り捨て
手形割引の社会的機能
手形は、小切手とは異なり、満期日にならなければ、手形代金の支払いを受けることができないのが原則である。
しかし、満期日前に資金が必要となった場合 などに、手形割引が行われる。
手形割引をした場合の会計・経理処理
仕訳の具体例(帳簿記入・記帳法)
手形の割引を行った場合の会計処理の方法には次の3つの方法がある。
- 偶発債務を記録しない方法
- 対照勘定を使用する方法
- 評価勘定を使用する方法
※偶発債務とは、現在、債務としては確定していないが、将来一定の事由が発生することにより確定した債務となりうるものをいう。
1.偶発債務を記録しない方法
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 当座預金 | ×××× | 受取手形 | ×××× |
| 手形売却損 | ×××× |
ただし、この記帳方法は手形が不渡りになった場合に生じる償還義務(偶発債務)を無視しているという欠点がある。
2.対照勘定を使用する方法(対照勘定法)
参照 →割引義務/割引義務見返
3. 評価勘定を使用する方法(評価勘定法)
評価勘定法とは、手形割引をした場合に、受取手形勘定を直接減額する代わりに、割引手形勘定という評価勘定を用いて、手形に係る偶発債務を備忘記録する方法をいう。
参照 →割引手形

