簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目全書として勘定科目を体系的に分類し、その取扱い・処理を解説・説明しています。仕訳の方法・仕方、会計ソフト(弥生会計などパソコン会計)など経理実務のお供に。青色申告など確定申告のための帳簿のつけ方から日商簿記・簿記検定試験(2級・3級)の便覧として辞書・辞典代わりにお役立て下さい。


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福利厚生費

福利厚生費とは

福利厚生費勘定の定義・意味

福利厚生費とは、従業員の福利厚生のために支出する費用を管理するための勘定科目をいい、広義の社会保険料の支払(法定福利費)とそれ以外の従業員の福利厚生のために要する費用とに区別される。

 

なお、法定福利費は独立した科目で処理することもある。

 

福利厚生費の分類・種類

法定福利費

法定福利費とは、健康保険法、厚生年金保険法、労働基準法、労働者災害補償保険法、雇用保険法などの法律に基づき会社が負担すべき保険料をいう。

参照 →法定福利費

 

その他の福利厚生費

その他の福利厚生費として、具体的には、次のようなものがある。

 

その他の勘定科目との関係

福利厚生費給与交際費との違い
社員旅行

実務上、福利厚生費給与交際費との区別が難しいが、税法上は詳細なルールがある。

税法上定められた福利厚生費の範囲を越えてしまうと、例えば、社員旅行であっても福利厚生費としては認められない場合が出てくる。

この場合、社員旅行に要した費用は社員に給与として現物支給されたとみなされ、当該社員には所得税がかかってくるので注意。

 

報奨金

目標を達成した場合に支給する報奨金などは、それが福利を目的とするものであっても、特定の従業員だけが受けるものなので、給与として処理する。

 

 

福利厚生費財務諸表における表示区分と表示科目

損益計算書>経常損益の部>営業損益の部>販売費及び一般管理費福利厚生費

 

 

福利厚生費勘定の実務

従業員の忘年会費・慰安旅行費

従業員の忘年会費・慰安旅行費などは、交際費ではなく福利厚生費用として処理すること。

 

従業員が飲むお茶やコーヒー

従業員が飲むお茶やコーヒーを来客用にも使用している場合には、福利厚生費でも交際費接待交際費)でもよい。

 

従業員への香典

従業員への香典は福利厚生費として処理する。

 

 

福利厚生費勘定の収益・費用→益金損金変換

福利厚生費は原則として損金に算入される。

なお、福利厚生費として認められない場合は、現物給与として従業員に所得税がかかって源泉徴収されるか、あるいは交際費として課税の対象となる。