支払利息
支払利息とは
支払利息勘定の定義・意味
支払利息とは、金銭の貸借(銀行からの借入金など)に係る支払利息を管理するための勘定科目をいう。
利子割引料(利子割引費)や支払割引料といった勘定科目を使用する場合もある。
また、手形売却損とあわせて支払利息割引料という科目で処理する場合もある。
勘定の範囲・具体例
社債利息
社債利息については、支払利息勘定ではなく、独立科目を使用して管理すべきである。
利子税
利子税は、租税公課勘定で処理できるが、支払利息勘定で処理してもよい。
支払利息の財務諸表における表示区分と表示科目
損益計算書>経常損益の部>営業外損益の部>営業外費用>支払利息
支払利息勘定の会計・経理処理
利子・利息の計算方法
利息金額=借入金額×年利率×(借入日数(月数)/365日(12月))
費用の見越・繰延
- 決算時に翌期以後の前払分がある場合には、前払費用に振り替える。
具体的には前払利息などの科目で処理する。 - 今期分でまだ支払日が到来してない金額については、未払費用を計上する。
具体的には未払利息などの科目で処理する。 - 支払日が到来しているのに未払いの利息がある場合には、未払金で処理をする。
支払利息勘定の仕訳例(帳簿記入・記帳法)
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 借入金 | ×××× | 当座預金 | ×××× |
| 支払利息 | ×××× |
支払利息勘定の実務
融資を受ける際の保証料
融資を受ける際の保証料も支払利息に含めてよい。
ただし、費用配分の観点から返済期間が1年超になる長期借入金の保証料は長期前払費用で管理する。
長期借入金の保証料は借入時に一括して効力が発生するのではなく、返済期間にわたって効力が発生すると考えられるので。
支払利息勘定の収益・費用→益金・損金変換
支払利息勘定の必要経費算入の可否
所得税基本通達
37-27 業務用資産の取得のために要した借入金の利子
業務を営んでいる者が当該業務の用に供する資産の取得のために借り入れた資金の利子は、当該業務に係る各種所得の金額の計算上必要経費に算入する。
ただし、当該資産の使用開始の日までの期間に対応する部分の金額については、当該資産の取得価額に算入することができる。

