［経済］簿記勘定科目一覧表（用語集）

一部現金取引

一部現金取引とは

一部現金取引の定義・意味

一部現金取引とは、伝票会計において、一部が入金または出金取引で、それ以外の部分が現金に関係しない取引（振替取引）となる取引をいう。

つまり、仕訳をしたときに、借方または貸方のいずれか一方に、現金勘定と現金以外の勘定が生じる取引である。

一部現金取引の会計・経理処理

一部現金取引の会計処理方法

一部現金取引があった場合の基本的な会計処理の仕方としては、入出金のあった部分は入金伝票または出金伝票に記入し、それ以外の部分については振替伝票に記入する。

ただし、実際の起票方法には次の２つの方式がある。

1. 分解方式…取引を分割する方法
2. 集約方式…取引を擬制する方法

なお、３伝票制では、上記２つの方式のいずれかを採用することになるが、５伝票制では、必ず集約方式で起票する。