［経済］簿記勘定科目一覧表（用語集）

投資信託―分類―分配金の有無による分類―毎月分配型投資信託

毎月分配型投資信託とは

毎月分配型投資信託の定義・意味・意義

毎月分配型投資信託とは、定期的に分配金（株式における配当金に相当）を投資家に還元する分配型投資信託（分配型投信）の中でも、特に、収益の決算を１カ月ごとに行うことで、毎月分配金を出す投資信託をさす。

毎月分配型投資信託の別名・別称

毎月分配型投資信託は、毎月分配型ファンド、グローバル・ソブリン・オープン（毎月決算型）（通称グロソブ）とも呼ばれている。

毎月分配型投資信託の特色・特徴

メリット・長所・利点・有利な点

毎月分配型投資信託では、毎月、年金がわりに分配金を受け取ることができる。

後述のように、毎月分配型ファンドは、資産形成には不向きだが、資産運用をしながら、取り崩していき、毎月の生活費にあてる、というような用途には向いている。

デメリット・短所・弱点・不利な点

非効率的な運用で資産形成には不向き

資産運用の基本の一つは、得られた収益・利益を再投資する（複利運用する）ことで、複利計算により雪ダルマ式に資産を増やしていく（複利効果）ことである。

特に長期投資になるほど、この複利効果は大きくなる。

しかし、毎月分配型投資信託などの分配型投資信託では、分配金を受け取ることで、複利を単利にするので複利効果が働かず、しかも、配金を受け取るたびごとに税金を支払うことになる。

トータルではリターンは低いかマイナスになる可能性がある

分配金は、運用益に加え、ファンドの純資産を取り崩してまで支払われている場合がある。

この場合、基準価額が下がる要因となり、トータルでみると、リターンは低いか、場合によってはマイナスになっていることもある。