［経済］簿記勘定科目一覧表（用語集）

消費税の納付（確定申告時）

（" 消費税―手続き―確定申告と納付・還付―納付（消費税の納付） "から複製）

消費税の納付の会計・簿記・経理上の取り扱い

会計処理方法

確定申告時には、決算時に計上した消費税（→消費税の計上）について、消費税の確定申告を行って（具体的には、消費税の確定申告書を作成・提出して）消費税の税額を確定する。

そして、確定した税額は申告時に納付または還付される（→消費税の確定申告と納付・還付）。

消費税を納付した場合はその金額を計上する必要がある。

ただし、一般に消費税の会計処理方式には次の２つの方式があり、どちらの方式を選択するかにより、会計処理が大きく異なってくる。

1. 税抜処理方式（税抜方式・税抜経理方式）...消費税を表示する外税方式。消費税を費用または収益としては認識していない
2. 税込処理方式（税込方式・税込経理方式）...消費税を表示しない内税方式。消費税を費用または収益として認識している

税抜処理方式

未払消費税（未払消費税等）

確定申告時に消費税を納付した場合は未払消費税（または未払消費税等）勘定を減少させる。

税込処理方式

未払消費税（未払消費税等）

確定申告時は税抜処理方式と同様に処理をする。

取引の具体例と仕訳の仕方

消費税の確定申告を行い、納付すべき消費税を現金で納付した。

借方科目	金額	貸方科目	金額
未払消費税	××××	現金	××××

消費税の納付の税務・税法・税制上の取り扱い

消費税の課税・非課税・免税・不課税（対象外）の区分

不課税取引（課税対象外）

消費税法上、消費税の納付は不課税取引として消費税の課税対象外である。