受託販売―④手取額の送付

受託者の手取額の送付は受託販売の手順のひとつである。

なお、受託販売の手順は次のとおり。

受託者が委託者へ手取額を送付したときは、手取額を受託販売勘定（負債）の借方に記帳して減少させる。

なお、この会計処理により、受託販売勘定は精算されることになる（つまり、以上の会計処理を通じ、受託販売勘定の残高は最終的にゼロになる）。

参考：『日商簿記2級商業簿記スピード攻略テキスト』 DAI-X出版、2004年、50項。

（引取費用等・発送運賃等）

受託者が仕切精算書（売上計算書）を作成したとき、引取費用等と発送運賃等については、すでに受託販売勘定で処理しているので、あらためて処理する必要はない。

しかし、受託販売勘定に計上されていない保管料等と販売手数料については受託販売勘定（資産）の借方に記帳して資産計上する。

以上、参考：『日商簿記2級商業簿記スピード攻略テキスト』 DAI-X出版、2004年、48項。

委託者に手取額8万4千円を銀行振込で支払った。

借方科目	金額	貸方科目	金額
受託販売	8万4千	普通預金	8万4千

現在のページのサイトにおける位置づけ

現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧［全 12 ページ］

現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ

［経済］簿記勘定科目一覧表（用語集）