決算整理―各論―売上原価の算定
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売上原価とは
(複製)売上原価とは、損益計算書の区分表示のひとつで、商品・製品・サービスの販売・製造のための費用であり、売上高に対応する商品等の仕入原価・製造原価・役務原価をいう。売上原価の算定(売上原価の計算)
売上原価の算定・算出・計算方法 売上原価とは、仕入れた商品等の原価(費用)の合計金額である。 しかし、仕入金額のすべてを当期の費用とはすべきではない場合(当期に仕入れた商品が売れ残った場合)や、逆に前...売上原価の算定―基本用語―棚卸資産
(複製)棚卸資産とは、実地棚卸をすべき(棚卸しによって金額を決定する)資産をいう。売上原価の算定―基本用語―期首商品棚卸高(期首商品たな卸高)
期首商品棚卸高とは、資産として繰り越された前期末時点の在庫商品(つまり、前期に売れ残った商品)の仕入原価の合計額をいう。売上原価の算定―基本用語―当期商品仕入高
当期商品仕入高とは、当期に仕入れた商品の仕入原価の合計額、つまり期末における仕入勘定の残高をいう。売上原価の算定―基本用語―期末商品棚卸高(期末商品たな卸高)
期末商品棚卸高とは、期末時点の在庫商品(つまり、当期に売れ残った商品)の仕入原価の合計額をいう。売上原価の算定―期末商品棚卸高の評価―①実地棚卸(棚卸・棚卸し・たな卸)(数量の確定)
(複製)実地棚卸とは、帳簿上ではなく、定期的に(月末・決算日など)実地で実際に行う棚卸をいう。売上原価の算定―期末商品棚卸高の評価―②棚卸資産の評価(価値の確定)
(複製)棚卸資産の評価とは、棚卸資産の価値を確定することをいう。売上原価の算定―期末商品棚卸高の評価―②棚卸資産の評価(価値の確定)―棚卸資産の評価方法
(複製)棚卸資産の評価方法とは、期中においては棚卸資産の払出単価を確定するために、そして、決算においては期末棚卸資産の価値(単価)を確定するために、棚卸資産の評価をする方法をいう。大別して、原価法と低価法とがある。売上原価の算定―期末商品棚卸高の評価―②棚卸資産の評価(価値の確定)―棚卸資産の評価方法―原価法
(複製)原価法とは、取得原価主義にもとづく棚卸資産の評価方法または棚卸資産の評価基準をいう。売上原価の算定―期末商品棚卸高の評価―②棚卸資産の評価(価値の確定)―棚卸資産の評価方法―原価法―個別法
(複製)個別法とは、棚卸資産の評価方法のうち原価法のひとつで、期末棚卸資産の全部について、その個々の取得価額をその取得価額とする方法をいう。売上原価の算定―期末商品棚卸高の評価―②棚卸資産の評価(価値の確定)―棚卸資産の評価方法―原価法―先入先出法(先入れ先出し法)
(複製)先入先出法とは、棚卸資産の評価方法のうち原価法のひとつで、棚卸資産を種類の異なるごとに区別したうえ、先に仕入れた棚卸資産から順に販売していく(売れていく)と仮定し、取得日が早いものから順次払い出したものとして、期中の棚卸資産の払出単価と期末の棚卸資産の評価額を決定する方法をいう。売上原価の算定―期末商品棚卸高の評価―②棚卸資産の評価(価値の確定)―棚卸資産の評価方法―原価法―後入先出法(後入れ先出し法)
(複製)後入先出法とは、棚卸資産の評価方法のうち原価法のひとつで、棚卸資産を種類の異なるごとに区別したうえ、後から仕入れた(受け入れた)棚卸資産から順に販売していく(売れていく)と仮定し、取得日が後のものから順次払い出したものとして、期中の棚卸資産の払出単価と期末の棚卸資産の評価額を決定する方法をいう。売上原価の算定―期末商品棚卸高の評価―②棚卸資産の評価(価値の確定)―棚卸資産の評価方法―原価法―平均原価法
(複製)平均原価法とは、棚卸資産の評価方法のうち原価法のひとつで、棚卸資産を種類の異なるごとに区別したうえ、平均原価を算出し、この平均原価によって期中の棚卸資産の払出単価(移動平均法のみ)と期末の棚卸資産の評価額を決定する方法をいう。売上原価の算定―期末商品棚卸高の評価―②棚卸資産の評価(価値の確定)―棚卸資産の評価方法―原価法―平均原価法―総平均法
(複製)総平均法とは、棚卸資産の評価方法のうち原価法のひとつで、棚卸資産を種類の異なるごとに区別したうえ、期首の在庫(前期繰越高)と期中の受入高(仕入高)の加重平均単価を算出し、この単価により期末の棚卸資産の評価額を決定する方法をいう。売上原価の算定―期末商品棚卸高の評価―②棚卸資産の評価(価値の確定)―棚卸資産の評価方法―原価法―平均原価法―移動平均法
(複製)移動平均法とは、棚卸資産の評価方法のうち原価法のひとつで、棚卸資産を種類の異なるごとに区別したうえ、期中は棚卸資産を仕入れた都度、平均単価を求め、その単価を次の仕入までの払出単価とし、もって期末の棚卸資産の評価額を決定する方法をいう。売上原価の算定―期末商品棚卸高の評価―②棚卸資産の評価(価値の確定)―棚卸資産の評価方法―原価法―平均原価法―単純平均法
(複製)単純平均法とは、棚卸資産の評価方法のうち原価法のひとつで、期中は払出単価は考慮せずに、期末に平均受入単価を算出し、これに期末棚卸数量を乗じて、期末の棚卸資産の評価額を決定する方法をいう。売上原価の算定―期末商品棚卸高の評価―②棚卸資産の評価(価値の確定)―棚卸資産の評価方法―原価法―最終仕入原価法
(複製)最終仕入原価法とは、棚卸資産の評価方法のうち原価法のひとつで、棚卸資産を種類の異なるごとに区別したうえ、その決算期において最終に仕入れたものの(期末にもっとも近い直近の)取得原価(最終仕入単価)をもって、期末棚卸資産の評価額を決定する方法をいう。売上原価の算定―期末商品棚卸高の評価―②棚卸資産の評価(価値の確定)―棚卸資産の評価方法―原価法―売価還元法
(複製)売価還元法とは、棚卸資産の評価方法のうち原価法のひとつで、棚卸資産を種類の異なるごとに区別したうえ、種類ごとに原価率を計算し、期末棚卸資産の売価合計額にこの原価率を乗じることによって期末棚卸資産の評価額を決定する方法をいう。売上原価の算定―期末商品棚卸高の評価―③棚卸表の作成
(複製)商品の売上原価を算定するには、期末商品棚卸高を算定することが必要になる。期末商品棚卸高は①期末の商品の数量の確定(実地棚卸)②期末の商品の価値の確定(棚卸資産の評価)の2段階の手続きによって算定される。そして、この実地棚卸と棚卸資産の評価の結果を棚卸表に記録する。
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