［経済］簿記勘定科目一覧表（用語集）

リターンの指標―シャープレシオ

シャープレシオとは

シャープレシオの定義

シャープレシオとは、リターン（利回り）の数値をリスク（標準偏差）で割ったものをいう。

シャープレシオの意味・意義

シャープレシオは、リスクに見合ったリターンを得ているか、つまり、ファンドが効率的に運用されているか（ファインドの運用成績）を表わす指標である。

シャープレシオの計算方法

シャープレシオは、次の計算式・公式で算定・算出する。

シャープレシオの趣旨・目的・機能・役割

金融商品の選び方としては、リターンが同じであれば、リスクの小さいほうを選ぶべきである。

また、逆に、同じリスクであれば、より高いリターンをあげた金融商品を選ぶべきである。

しかし、実際は、比較検討したい金融商品のリターンとリスクはバラバラであるのが通常である。

そこで、リターンをリスクで割ることで、リスクで調整されたリターンを表す指標とし、リスクとリターンを総合的に比較検討できるようにした数字がシャープレシオである。

したがって、リターンないしは騰落率より、より専門的な指標となる。

シャープレシオの見方・読み方・解釈の仕方

シャープレシオの数値が大きいほど、その金融商品は効率よく運用されていること（効率性が高い）を示している。

基準値・標準値・適正値

シャープレシオは一般的には０．５以上が望ましいとされる。

ただし、たとえば、投資信託であれば、この基準を満たしているものは多くはない。