リスクの指標―金利リスク―デュレーション
デュレーションとは 【Duration】
デュレーションの定義・意味など
デュレーションとは、金融商品としての債券や債券投信の金利リスクを表す指標をいう。
デュレーションには、次の2つの意味がある。
金利の変動に対する債券価格の変動の割合
まず、デュレーションには、金利の変化に対して、債券価格がどの程度変化・反応するかの割合を示す、という意味がある。
たとえば、デュレーション2であれば、金利が変動すると、債券や債券投信等はその2倍変動する、という意味である。
したがって、この値が大きいほど、金利の変動による債券価格への影響が大きいことになる。
債券の満期までの残存期間
また、デュレーションは、債券の満期までの残存期間を意味する場合がある。
一般的に、短期債権より長期債券のほうが金利変動の影響を強く受ける。
したがって、残存期間が長い、つまりデュレーションが長い債権等ほど、リターンは高くなるが金利リスクも高くなる。
逆に、残存期間が短い、つまりデュレーションが短いとリターンは低くなるが金利リスクも低くなる。
デュレーションの目的・役割・意義・機能・作用など
金利リスクの指標
資産運用で重要なポイントのひとつがリスク管理であるが、デュレーションはそのうち金利リスクの大きさを示す指標となる。
デュレーションの情報
債券型投資信託の場合
交付目論見書
債券型投資信託(債券型投信・債券投信・債券ファンド)では、その投信の投信会社の交付目論見書でデュレーションを調べることができる。
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