リスクの指標―価格リスク―ボラティリティ(価格変動率・標準偏差)
ボラティリティとは 【volatility】
ボラティリティの定義・意味など
ボラティリティとは、株式、投資信託などの金融商品の価格の変動を表す指標をいう。
英語で volatility には、揮発性、変化のしやすさ、うつろいやすさ、という意味がある。
ボラティリティの別名・別称・通称など
価格変動率・標準偏差
ボラティリティは価格変動率ともいう。
また、標準偏差で示されることが多いので、標準偏差とも呼ばれている。
ボラティリティの計算方法
ボラティリティは、次の計算式・公式で算定・算出する。
ボラティリティ=分散の平方根
そして、上記計算式中の分散は、次の算式で算定・算出する。
分散=((データ-平均値)の2乗)の総和÷個数
ボラティリティの目的・役割・意義・機能・作用など
価格リスクの指標
ボラティリティは、具体的には、過去何年間かの実績利回りの平均を出し、その平均値と個々の利回りとの間にどれだけバラツキ・ブレがあったかを表わす数値である。
したがって、資産運用で重要なポイントのひとつがリスク管理であるが、ボラティリティはそのうち価格リスクの大きさを示す指標となる。
なお、過去の運用期間が長いほどボラティリティは正確なものとなる。
また、短期間では、ボラティリティの数値が大きくても、投資期間(運用期間)が長くなる(→長期投資)につれて、小さくなる(つまり、リスクが小さくなって収益が安定してくる)傾向がある。
ボラティリティの見方・読み方・解釈の仕方
ボラティリティの数値が大きいほど、その金融商品はリスクが大きいということを意味する。
ボラティリティの基準値・標準値・正常値・適正値(平均・目安)
楽天証券のホームページには、次のような標準偏差の基準値が掲載されていた。
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