資産運用―対象―商品―金融商品
金融商品とは
金融商品の定義・意味・意義
一般的な定義
金融商品とは、一般には、資産運用(貯蓄と投資)の対象となる金融上の商品をいう。
貯蓄をしたり、投資をしたりすることは、預金や債権、株式などの金融商品を買う・購入する、という具合に表現される。
法律等による定義
金融商品取引法の定義
金融商品取引法という法律では、金融商品を次のように定義しているが、銀行預金などはそれに含まれていない。
金融商品取引法
(定義)
第二条 …
24 この法律において「金融商品」とは、次に掲げるものをいう。
一 有価証券
二 預金契約に基づく債権その他の権利又は当該権利を表示する証券若しくは証書であつて政令で定めるもの(前号に掲げるものを除く。)
三 通貨
四 前三号に掲げるもののほか、同一の種類のものが多数存在し、価格の変動が著しい資産であつて、当該資産に係るデリバティブ取引(デリバティブ取引に類似する取引を含む。)について投資者の保護を確保することが必要と認められるものとして政令で定めるもの(商品取引所法 (昭和二十五年法律第二百三十九号)第二条第四項 に規定する商品を除く。)
五 第一号若しくは第二号に掲げるもの又は前号に掲げるもののうち内閣府令で定めるものについて、金融商品取引所が、市場デリバティブ取引を円滑化するため、利率、償還期限その他の条件を標準化して設定した標準物
金融商品に関する会計基準
「金融商品に関する会計基準」では、「金融資産、金融負債及びデリバティブ取引に係る契約を総称して金融商品という」としている。
ちなみに、金融資産、金融負債については、それぞれ次のように定義されている。
金融商品に関する会計基準
…
4. 金融資産とは、現金預金、受取手形、売掛金及び貸付金等の金銭債権、株式その他の出資証券及び公社債等の有価証券並びに先物取引、先渡取引、オプション取引、スワップ取引及 びこれらに類似する取引(以下「デリバティブ取引」という。)により生じる正味の債権等 をいう。
5. 金融負債とは、支払手形、買掛金、借入金及び社債等の金銭債務並びにデリバティブ取引 により生じる正味の債務等をいう。
…
金融商品の分類・種類・区分・類型
金融商品は、原則として元本保証されるが、リターンの少ない(ローリスクローリターン)貯蓄型のものと、元本保証されないが、リターンの大きい(ハイリスクハイリターン)投資型に大別することができる。
なお、投資信託などのように、ミドルリスクミドルリターンとでもいうべき金融商品もある。
貯蓄型
投資型(狭義の金融商品)
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