商品売買―特殊商品売買―委託販売・受託販売
当カテゴリのコンテンツ
委託販売(委託者側からみた場合)と受託販売(受託者側からみた場合)のそれぞれの会計処理について取り扱う。
当カテゴリのコンテンツは以下のとおりです。全 12 ページあります。
委託販売
委託販売とは、商品の販売を他人に委託する商品売買の形態をいう。委託販売―①積送
積送とは、委託販売のため委託者が受託者に商品(委託品)を発送することをいう。委託販売―①積送―委託品
委託品とは、委託販売のため委託者が受託者に発送(積送)した商品をいう。委託販売―②仕切精算書の受取り
仕切精算書を受け取ったときに収益計上する場合、仕切精算書により委託販売にかかる収益と費用が確定することになる。したがって、委託者は仕切精算書を受け取ったときに収益・費用・利益等を計上する会計処理を行う。委託販売―②仕切精算書の受取り―仕切精算書(売上計算書)
仕切精算書とは、委託販売において、受託者が委託品を販売した場合に、その販売に関する計算を行い、これを委託者に報告するために作成する計算書をいう。委託販売―③手取額の受取り
委託者が受託者から手取額を受け取ったときは、積送売掛金(積送未収金または委託販売)勘定の貸方に記帳してこれを減少させる。受託販売
受託販売とは、商品の販売を他人に委託される販売形態をいう。受託販売―①受託品の受取り
受託者が委託者から受け取った受託品は自己の商品ではないので、受け取った受託品については会計処理(仕訳)は不要である。受託販売―①受託品の受取り―受託品
受託品とは、受託販売のため受託者が委託者から受け取った商品をいう。受託販売―②受託品の販売
受託者が受託品を販売した場合、自己の商品を販売したのではないので、売上計上はしない。受託販売―③仕切精算書の作成
受託者が仕切精算書(売上計算書)を作成したときは、受託販売勘定に計上されていない保管料等と販売手数料については受託販売勘定(資産)の借方に記帳して資産計上する。受託販売―④手取額の送付
受託者が委託者へ手取額を送付したときは、手取額を受託販売勘定(負債)の借方に記帳して減少させる。
当カテゴリのサイトにおける位置づけ
- ホーム
- 取引別―商業簿記その他一般
- 商品売買
- 商品売買―一般商品売買―仕入れ
- 商品売買―一般商品売買―売上げ
- 商品売買―一般商品売買―売掛金・買掛金
- 商品売買―一般商品売買―値引・返品・割戻・割引
- 商品売買―一般商品売買―諸掛
- 商品売買―一般商品売買―前払い(内金・手付金)
- 商品売買―一般商品売買―在庫
- 商品売買―特殊商品売買
- 商品売買―特殊商品売買―未着品売買
- 商品売買―特殊商品売買―委託販売・受託販売
- 商品売買―特殊商品売買―委託買付・受託買付
- 商品売買―特殊商品売買―試用販売
- 商品売買―特殊商品売買―予約販売
- 商品売買―特殊商品売買―割賦販売
- 金銭債権
- 金銭債務
- 現金
- 預金
- 預金―当座預金
- 小切手
- 手形
- 有価証券
- 棚卸資産
- 固定資産―資本的支出と収益的支出(修繕費)
- 固定資産―減価償却
- 固定資産―減価償却―減価償却費の計算
- 固定資産―減価償却―減価償却の方法の選定
- 固定資産―有形固定資産
- 固定資産―無形固定資産
- 固定資産―圧縮記帳
- 固定資産―減損
- その他の債権債務―仮勘定(仮払金・仮受金)
- その他の債権債務―立替金・預り金
- 貸倒れ
- リース取引
- 引当金
- 人事労務―賃金
- 人事労務―福利厚生制度
- 人事労務―退職給付制度
- 人事労務―年金
- 経営セーフティ共済
- 外貨建取引等
- 個人事業主―元入金(資本金)勘定と引出金勘定
- 個人事業主―事業主貸・事業主借勘定と専従者給与勘定
- 取引別―商業簿記その他一般