受託販売―②受託品の販売

受託者の受託品の販売は受託販売の手順のひとつである。

なお、受託販売の手順は次のとおり。

参考：日本経済新聞社『会計用語辞典』日本経済新聞出版社、1978年、20頁。

（受託品の販売）

受託者が受託品を販売した場合、自己の商品を販売したのではないので、売上計上はしない。

（販売代金の受取り）

ただし、受け取った販売代金については、委託者が受け取るべき代金を受託者が預かったことになる。

したがって、受託品の販売の際に受け取った代金を受託販売勘定（負債）の貸方に記帳して負債計上する。

（発送運賃等の支払い）

また、受託品の販売の際に支払った発送運賃等の諸費用は受託販売勘定（資産）の借方に記帳して資産計上する。

以上、参考：『日商簿記2級商業簿記スピード攻略テキスト』 DAI-X出版、2004年、47項。

受託品を販売し、代金10万円を現金で受け取った。なお、その際に発送運賃2千円を現金で支払った。

借方科目	金額	貸方科目	金額
現金	10万	受託販売	10万
受託販売	2千	現金	2千

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