日銀短観―調査方法―判断項目―業況判断指数(業況判断D.I.)
業況判断指数とは
業況判断指数の定義・意味・意義
業況判断指数とは、日銀短観の中心的な指標で、企業心理・景況感を数値化したものをいう。
業況判断指数の趣旨・目的・役割・機能
企業心理・景況感の指標
業況判断指数は、景気に大きく影響する企業心理・景況感を示す。
つまり、業況判断指数により企業の経営者が企業の現状や先行きをどう判断しているか・見ているかがわかる。
業況判断指数は企業心理・景況感を示すものとして高く評価されている
業況判断指数の算定・算出・計算方法
業況判断指数は、日銀短観の調査項目のひとつである「業況」(カテゴリは「判断項目」)の調査結果をもとに作成される。
すなわち、「業況」は、自社の収益を中心とした業況について、「最近」と「先行き」のそれぞれにつき、「1.良い」「2.さほど良くない」「3.悪い」の3つの回答区分のなかから選んで回答するという調査項目である。
そして、この「業況」から次の単純な計算式・公式で業況判断指数を算定・算出する。
業況判断指数 = 「1.良い」と回答した企業の割合(%) - 「3.悪い」と回答した企業の割合(%)
業況判断指数の別名・別称・通称など
業況判断D.I.
業況判断指数は業況判断D.I.(ディー・アイ。”Diffusion Index”の略)とも呼ばれる。
業況判断指数の分類・種類
業況判断指数には、次のような分類がある。
また、それぞれにおいて、さらに「業種別」に細分類されている(「製造業」であれば「繊維」「化学」「自動車」等)
たとえば、日銀が1日発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)は、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が、大企業の製造業、非製造業とも3期(9カ月)ぶりに改善した。…3カ月後の先行きは、大企業製造業が7ポイント上昇の…。業種別では、自動車が…。中小企業では、製造業が1ポイント下落の…。非製造業は3ポイント上昇の…
など。
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