日銀短観―調査方法―判断項目
判断項目とは
判断項目の定義・意味・意義
判断項目とは、日銀短観の調査項目のカテゴリのひとつで、企業が自社の業況等についてどう判断しているかを調査するための項目をいう。
判断項目の位置づけ・体系
日銀短観の調査項目
日銀短観は、所定の調査表により、全国約1万社の企業を対象に年4回実施される大規模なアンケート調査である。
この調査表の調査項目は、次の2つに大別される。
- 判断項目…企業心理の調査
- 計数項目…計数の調査
判断項目の趣旨・目的・役割・機能
企業心理・景況感の調査
判断項目は、企業心理・景況感を調査するためのものである。
判断項目の構成内容・内訳(調査項目)
判断項目には次のような調査項目がある。
各調査項目について、「最近」と「先行き」のそれぞれの回答欄に※、調査項目ごとの3つの回答区分(たとえば、「1.良い」「2.さほど良くない」「3.悪い」等)のなかから選んでその番号を記入する。
※「最近」の回答欄には3カ月前と比べた調査表記入時点、「先行き」の回答欄には今後3カ月までの間の判断を記入する。
なかでも、企業心理・景況感を示すものとして高く評価されている業況判断指数(業況判断D.I.)を算出するための「業況」が重要である。
- 業況
- 業界の国内での製商品・サービス需給
- 業界の海外での製商品需給
- 製商品在庫水準
- 業界製商品の流通在庫水準
- 生産・営業用設備
- 雇用人員
- 資金繰り
- 金融機関の貸出態度
- 借入金利水準
- CPの発行環境
- 販売価格
- 仕入価格
1.業況
「業況」とは、自社の収益を中心とした業況についての全般的な判断をいい、次の3つの回答区分のなかから選んで回答する。
- 良い
- さほど良くない
- 悪い
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