中央銀行―日本銀行(日銀)
日本銀行とは
日本銀行の定義・意味・意義
日本銀行とは、日本の中央銀行として、日本の通貨制度の中心的金融機関である。
日本銀行の別名・別称・通称など
日銀
日本銀行は、略して日銀とも呼ばれる。
日本銀行の経緯・沿革・歴史など
日本銀行は1882年(明治15年)に株式会社(当初資本金1000万円)として設立された。
そして、1942年(昭和17年)に日本銀行法が制定されて、これに基づき設立されることになった。
日本銀行の位置づけ・体系
認可法人
日本銀行は、設立に関し行政庁の認可を要する「認可法人」と位置付けられている。
したがって、会社法上の株式会社、民法上の法人(社団法人・財団法人)、総務省の定める特殊法人・独立行政法人には該当しない。
日本銀行法
(法人格)
第六条 日本銀行は、法人とする。
ただし、日本銀行の資本金1億円のうち55%の5500万円は日本政府が出資している。
日本銀行法
(資本金)
第八条 日本銀行の資本金は、政府及び政府以外の者からの出資による一億円とする。
2 前項の日本銀行の資本金のうち政府からの出資の額は、五千五百万円を下回ってはならない。
したがって、日本政府と日本銀行との関係は、いわば親会社と子会社の関係にあるともいえる。
日本銀行の独立性(政府からの自主性・独立性)
日本銀行など中央銀行は、通常、政府(ここでは、行政府、つまり国家の行政機関である内閣と中央官庁の意)からは独立している。
日本銀行も、日本銀行法に基づいて設立された認可法人であって、公的機関ではあるが、政府の一部をなす財務省や金融庁とは異なり政府ではない。
日本銀行法
(日本銀行の自主性の尊重及び透明性の確保)
第三条 日本銀行の通貨及び金融の調節における自主性は、尊重されなければならない。
日本銀行の組織・機関・体制
日本銀行政策委員会
日本銀行総裁、副総裁(2名)、審議委員(6名)の計9名で構成される日本銀行政策委員会が日本銀行の最高意思決定機関である。
日本銀行の三大業務
日本銀行には次の3つの役割・機能があるとされる。
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