企業
企業とは
企業の定義・意味・意義
経済活動としての企業 【enterprise】
資本主義は、資本を市場に投資して、市場経済から利益・利潤を獲得・調達する(=資本を自己増殖させる)ことを目的とする経済体制をいう。
この目的のための経済活動を、企業(enterprise)という。
enterprise には、企画・企てや事業、冒険心という意味がある。
経済主体としての企業 【company】
経済活動という意味での企業を効率的に行うためのしくみとして考案されたのが会社(company)である。
世界初の株式会社がオランダの東インド会社で、スペインなどの諸外国との経済競争に勝ち抜くために設立された。
企業は、この「会社」も意味する。
経済学上は、通常、企業とは、利潤の最大化を目的に、主に生産活動を行う経済主体である、と定義され、「会社」の意味で使用される。
以下、この意味で「企業」を使用する。
企業の趣旨・目的
資本主義のもと、企業は、個人よりも効率的に経済活動を行ってより大きな利潤・利益を獲得するために考案された仕組みである。
そして、当期純利益のうち内部留保された利益が貸借対照表の利益剰余金に加えられ、資産と純資産(資本)が増加する。
企業の目的は、このサイクルを繰り返しながら、純資産(資本)を増加させていくことである。
企業の位置づけ
一国の経済を国民経済というが、国民経済は経済活動の担い手(単位)である、次の3つの経済主体からなりたっている。
- 企業
- 家計
- 政府(国家と地方公共団体)
企業の役割・機能
企業は、家計から労働力を購入して、財やサービスを生産し、家計や政府に供給する。
企業の分類・種類(形態)
企業の分類・種類(形態)については、次のページを参照。
企業の具体例
企業の代表例は、株式会社である。
その他、3つの持分会社がある。
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