取引
取引とは【transaction】
取引の定義・意味・意義
簿記とは、会計帳簿に企業の取引(経営活動)を記入することをいうが、簿記の対象となる取引(これを会計取引という)とは、一般的にいう取引とは違い、会社の資産、負債、資本(純資産)を増減(変動)させる事柄をいう。
逆に言えば、会社の資産、負債、資本に増減があれば、会計取引として、そのすべてを記録(帳簿記入=簿記)する必要がある。
会計取引の具体例
例えば、火事で建物が焼失した場合、一般的にはこれを取引とはいわないが、建物という資産が減少し、損失が発生しているため、簿記上は「取引」としてその記録を要することになる。
逆に、商品の注文行為自体は、一般的にはこれを取引というが、まだ何ら資産等の増減を伴っていないので、会計取引には該当せず、記録を要しない。
会計取引の種類・分類
会計取引には、次の2つのパターンがある。
- 他の資産・負債・資本の増減を原因として、資産・負債・資本が増減する取引(単に財産を取り替えただけの取引)
- 他の資産、負債、資本の増減ではなく、収益・費用の発生を原因として、資産・負債・資本が増減する取引(例えば、モノを売って儲かったため資産が増えた、など)
また、この分類とは別に、次のような分類もある。
取引の記録の方法
取引の2面性(借方と貸方 貸借対照表と損益計算書)
上述のように、会計取引は、必ず二面性を有していることになる。
例えば、お金を借りたので現金(資産)が増加したが、反面、借金(負債)が増加した場合などのように、資産の増加があれば、他方で他の負債の増加(あるいは資産の減少)、または収益の発生を伴っている。
という手順で、1つの取引で2つの事柄を記録することになる。
簿記では、この取引の二面性を、取引を借方と貸方とに分解して表現するという方法を取る。
また、資産、負債、資本の増減の記録の集計が貸借対照表へ、そして、収益、費用の増減の記録の集計が損益計算書へとつながっていくことになる。
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