勘定科目全書として勘定科目を体系的に分類し、その取扱い・処理を解説・説明しています。仕訳の方法・仕方、会計ソフト(弥生会計などパソコン会計)など経理実務のわかりやすいマニュアルです。勘定科目内訳明細書の書き方・作成や青色申告など確定申告のための帳簿のつけ方から日商簿記・簿記検定試験(2級・3級)のための便覧として、辞書・辞典・事典代わりにお役立て下さい。

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取引

取引とは【transaction】

取引の定義・意味・意義

簿記とは、会計帳簿に企業の取引(経営活動)を記入することをいうが、簿記の対象となる取引(これを会計取引という)とは、一般的にいう取引とは違い、会社の資産負債資本純資産)を増減(変動)させる事柄をいう。

 

逆に言えば、会社の資産負債資本に増減があれば、会計取引として、そのすべてを記録(帳簿記入=簿記)する必要がある。

 

会計取引の具体例

例えば、火事で建物が焼失した場合、一般的にはこれを取引とはいわないが、建物という資産が減少し、損失が発生しているため、簿記上は「取引」としてその記録を要することになる。

 

逆に、商品の注文行為自体は、一般的にはこれを取引というが、まだ何ら資産等の増減を伴っていないので、会計取引には該当せず、記録を要しない。

 

会計取引の種類・分類

会計取引には、次の2つのパターンがある。

  1. 他の資産負債資本の増減を原因として、資産負債資本が増減する取引(単に財産を取り替えただけの取引
  2. 他の資産負債資本の増減ではなく、収益・費用の発生を原因として、資産負債資本が増減する取引(例えば、モノを売って儲かったため資産が増えた、など)

 

また、この分類とは別に、次のような分類もある。

  1. 資本取引
  2. 損益取引

 

 

取引の記録の方法

取引の2面性(借方貸方 貸借対照表損益計算書

上述のように、会計取引は、必ず二面性を有していることになる。

例えば、お金を借りたので現金資産)が増加したが、反面、借金(負債)が増加した場合などのように、資産の増加があれば、他方で他の負債の増加(あるいは資産の減少)、または収益の発生を伴っている。

そこで、資産負債資本の増減があった場合

  1. 別の資産負債資本の増減を伴う場合には、これも記録する
  2. 別の資産負債資本の増減を伴わない場合には、資産負債資本の増減原因である収益、費用の増減を記録する

という手順で、1つの取引で2つの事柄を記録することになる。

 

簿記では、この取引の二面性を、取引借方貸方とに分解して表現するという方法を取る。

また、資産負債資本の増減の記録の集計が貸借対照表へ、そして、収益、費用の増減の記録の集計が損益計算書へとつながっていくことになる。

 


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