[経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目を体系的に分類し、仕訳の仕方等を解説した会計の実務的マニュアルです。


粗利率


粗利率とは

粗利率の定義・意味

粗利は、次の2つの意味で使用されるが、これに応じて粗利率の意味も異なってくる。

  1. 個々の商品製品の儲け分という意味での粗利
  2. 売上総利益という意味での粗利

1の意味での粗利に応じた粗利率とは、その儲け分(利益)の売り値(販売価格 売価)に対する構成比を表す指標である。

そして、2の意味での粗利に応じた粗利率とは、収益性分析の一指標で、売上総利益売上に対する構成比を表す指標である。

粗利率の算定・算出・計算方法(粗利率の出し方)

粗利率は、次の計算式で算定する。

1.個々の商品製品の儲け分という意味での粗利に応じた粗利率の計算式

粗利率=(売り値-原価)/売り値 ×100

ここにいう売り値とは、販売価格、売価のことで、原価とは、仕入額、仕入価、仕入値のことである。

2.売上総利益という意味での粗利に応じた粗利率の計算式

粗利率売上総利益売上高 ×100

なお、粗利率平均を計算する場合は、粗利率の単純平均(算術平均)ではなく、売上高による加重平均により算出する。

つまり、平均粗利率の計算式は、次のとおりとなる。

平均粗利率=(売上構成比1×粗利率1)+(売上構成比2×粗利率2)+(売上構成比3×粗利率3)+…

売上構成比1+売上構成比2+売上構成比3+…=100%

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