BIS規制
BIS規制とは
BIS規制の定義・意味・意義
BIS規制とは、国際業務を行う銀行の自己資本比率に関する国際統一基準をいう。
BIS規制の別名
BIS規制はバーゼル合意ともいう。
BIS規制の内容
BIS規制では、G10諸国を対象に、国際業務を行う銀行の自己資本比率の最低基準(=8%以上)などが定められている。
この基準を達成できない銀行は、国際業務から事実上撤退せざるをえなくなる。
なお、自己資本比率の平均は、製造業(大企業)で約40%であり、銀行の自己資本比率は他の業種より大幅に低い。
これは、銀行業務は特別に認められる許認可業務であり、また、預金というかたちで安い利息で個人や企業から借金できるからである。
BIS規制の趣旨・目的・機能
国際業務を行う金融機関が破綻した場合には、国際的な影響がある。
そして、経営破綻した金融機関には、自己資本比率の低下という特徴がある。
そこで、国際金融市場での取引の安全性をはかるため、国際業務を行う銀行に対して、国際統一基準として自己資本比率を8%以上と定めた。
苫米地英人 『お金と生き方の学校』 サンガ、2009年、13頁。
「BIS規制・バーゼルⅠは、マネーサプライをばんばん増やしていた日本の銀行に「これ以上いい思いさせないよ」というおしおきなんだよね。これにより、日本の銀行は好きなだけお金を創出できなくなった。」
BIS規制の経緯・沿革・歴史など
BIS規制は、1988年7月に初めて制定された。
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