[経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目を体系的に分類し、仕訳の仕方等を解説した会計の実務的マニュアルです。


粉飾決算


粉飾決算とは 【window dressing

粉飾決算の定義・意味・意義

粉飾決算とは、企業会計で、会社財政状態や経営成績を実際よりよく見せるために、不正な会計処理をして、決算書貸借対照表損益計算書)の数字を増やすことをいう。

粉飾決算と関係・関連する概念

類似概念

脱税

粉飾決算の方法・手段・仕方・手法

粉飾決算には、大別すると、次の2つの方法がある。

損益計算書利益操作

収益を過大に、または費用を過小に計上することで、損益計算書上の当期純利益(経営成績)を実際以上にあるように見せる方法である。

貸借対照表資産の過大計上または負債の簿外計上

損益計算書当期純利益は、貸借対照表純資産の部の剰余金利益剰余金)とつながっている。

すなわち、損益計算書当期純利益のうち内部留保された利益が、貸借対照表利益剰余金に加えられ、その結果、資産純資産資本)が増加することになる。

貸借対照表の役割・機能

したがって、 逆に、貸借対照表資産が増えるか(→資産の過大計上)、あるいは、負債が減れば(→負債の簿外計上)、損益計算書当期純利益は増えることになる。

そのためによく使われているのが、売掛金たな卸資産である。



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