外国為替―スワップ金利
スワップ金利とは
スワップ金利の定義(趣旨・目的・機能・役割)
通貨を異にする国際間で貿易や資本取引を行う際は、自国通貨と他国通貨を交換する必要がある。
しかし、自国通貨と他国通貨を交換する場合には、その交換比率である為替レートだけが問題となるわけではない。
すなわち、通貨を交換(売買)する場合は、当然金利も交換することになる。
そこで、通貨を交換(売買)する場合は、(通貨自体の価値の差に加えて)この金利差も調整する必要が生じてくる。
スワップ金利とは、通貨の交換(売買)によって生じる、この金利差の調整額をいう。
つまり、通貨を交換(売買)した場合、買った通貨の金利を受け取る権利とともに、売った通貨の金利を支払う義務が生じるので、その差額分をスワップ金利の受け取り、または支払いというかたちで調整・清算するわけである。
スワップ金利の意味・意義
スワップ金利は、FX(外国為替証拠金取引)の大きなメリットの一つとされている。
たとえば、日本では1999年2月以来、超低金利時代(ゼロ金利時代)が続いているが、外国では、5~10%の高金利通貨もよくある。
そこで、日本円で高金利の外国通貨を買えば、スワップ金利を受け取ることができるからである。
スワップ金利の別名・別称・通称など
スワップ金利は、スワップポイントとも呼ばれる。
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