［経済］簿記勘定科目一覧表（用語集）

原価計算の分類・種類―標準原価計算―原価管理

原価管理とは 【cost control】

原価管理の定義・意味・意義

原価とは、製品１単位の製造に必要な原材料、労働力などの費用をいい、製造業では、特に製造原価をいう。

原価には、製造原価と総原価の２つの種類があるが、製品を製造するために要した費用である製造原価に、販売費及び一般管理費を加えた費用を総原価という。

そして、製品の製造原価を計算することを原価計算というが、利益を上げるためには、製造原価を計算するだけでなく、さらに原価を下げる活動をする必要がある。

この原価を下げるための活動を原価管理という。

具体的には、科学的・統計的調査に基づいてあらかじめ算定された原価である標準原価を設定し、これを原価の実際に発生した額（＝実際原価）と比較して、差異（これを原価差異という）を計算し、その原因を分析することで、原価の変動を抑制し、原価を引き下げるように措置を講じる。