インデックスファンド―構成方法―サンプル法―層化抽出法
層化抽出法とは
層化抽出法の定義・意味など
層化抽出法(そうかちゅうしゅつほう)とは、インデックスを構成する銘柄を特定のグループに分類したうえ、各グループから銘柄を抽出し、ファンドのポートフォリオを構成する(ファンドを構成する銘柄を売買する)方法をいう。
三井住友トラスト・アセットマネジメント 販売用資料 『インデックスファンドの運用手法(完全法、準完全法)』
層化抽出法の位置づけ・体系(上位概念等)
インデックスファンドの構成方法
サンプル法
層化抽出法はインデックスファンドの構成方法のひとつであり、最適化法とともにサンプル法の一種として銘柄数が多く流動性に大きなばらつきがある国内債券・外国債券等に適する※。
※三井住友トラスト・アセットマネジメント 販売用資料 『インデックスファンドの運用手法(完全法、準完全法)』
インデックスファンドは、ファンドの基準価額が市場の特定の指数(インデックス)に連動するように運用されるが、基準価額をインデックスと連動させるための具体的なファンドの構成方法としては、次のようなものがある。
層化抽出法のメリットとデメリット
層化抽出法のメリット
層化抽出法は完全法のようにインデックスを構成するすべての銘柄ではなくその一部を売買するので、純資産総額が小さくてもファンドを構成でき、かつ、ファンドを維持するためのコストも低くなる。
層化抽出法のデメリット
層化抽出法は完全法のようにインデックスを構成するすべての銘柄を売買するわけではないので、完全法に比べるとインデックスとの連動性は一般的に低下する(トラッキングエラーが大きくなる)といえる。
ただし、最適化法より、インデックス連動性は安定的
である。
ニッセイ基礎研究所 万人のための年金運用入門:『万人のための年金運用入門(17)- 株式インデックス・ファンド(1)』
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