市場経済―本質―市場
市場とは 【market】
市場の定義・意味など
市場(しじょう)とは、商品(財(モノ)やサービス、マネー自体やその姿を変えた有価証券、労働力)の買い手(需要側)と売り手(供給側)が出会い、物々交換や商品・有価証券等とマネーの交換を行う具体的(特定)・抽象的(不特定)な場所をいう。
なお、市場にマネーが登場して、物々交換ではなく、商品とマネーの交換が行われるようになると、市場経済が成立する(後述)。
市場の分類・種類
取り引きされる商品による分類
市場は、取り引きされる商品により分類することができる。
これには、たとえば、商品取引所、中央卸売市場、証券取引所といった具体的市場(目に見える特定の市場)もあるが、特定の場所に制約されない抽象的市場(目に見えない不特定の市場)もある。
抽象的市場には、たとえば、次のようなものがある。
市場における競争の形態による分類
市場の目的・役割・意義・機能・作用など
価格の自動調節機能による資源の最適配分
市場が発達した市場経済においては、価格の自動調節機能により資源の最適配分(財・サービスの適正な配分)が実現されると考えられている。
市場の位置づけ・体系
市場経済の成立
市場にマネーが登場すると、人々の間では交換が加速して多くの人間同士が市場を通じてより深く結びつくことができるようになり、社会経済が効率的・爆発的に発展する。
つまり、市場経済が成立するには、市場のほか、その前提として貨幣が必要である。次のページも参照。
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