インデックスファンド―構成方法―サンプル法
サンプル法とは
サンプル法の定義・意味など
サンプル法とは、完全法のようにインデックスを構成するすべての銘柄ではなく、その一部の銘柄を抽出し、ファンドのポートフォリオを構成する(ファンドを構成する銘柄を売買する)方法をいう。
ニッセイ基礎研究所 万人のための年金運用入門:『万人のための年金運用入門(17)- 株式インデックス・ファンド(1)』
サンプル法の位置づけ・体系(上位概念等)
インデックスファンドの構成方法
サンプル法はインデックスファンドの構成方法のひとつであり、銘柄数が多く流動性に大きなばらつきがある国内債券・外国債券等に適する※。
※三井住友トラスト・アセットマネジメント 販売用資料 『インデックスファンドの運用手法(完全法、準完全法)』
インデックスファンドは、ファンドの基準価額が市場の特定の指数(インデックス)に連動するように運用されるが、基準価額をインデックスと連動させるための具体的なファンドの構成方法としては、次のようなものがある。
サンプル法の分類・種類
サンプル法には次の2つの方法がある。
サンプル法のメリットとデメリット
サンプル法のメリット
サンプル法は完全法のようにインデックスを構成するすべての銘柄ではなくその一部を売買するので、純資産総額が小さくてもファンドを構成でき、かつ、ファンドを維持するためのコストも低くなる。
サンプル法のデメリット
サンプル法は完全法のようにインデックスを構成するすべての銘柄を売買するわけではないので、完全法と比較するとインデックスとの連動性は一般的には低下する(トラッキングエラーが大きくなる)といえる。
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