インデックスファンド(パッシブファンド) - [経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

[経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目を体系的に分類し、仕訳の仕方等を解説した会計の実務的マニュアルです。

インデックスファンド(パッシブファンド)



インデックスファンドとは

インデックスファンドの定義・意味など

インデックスファンドとは、ファンド基準価額が、たとえば、国内株式ファンドであれば、日経平均株価(日経225)や東証株価指数(TOPIX)などといった市場の特定の指数(インデックス)に機械的に連動するように運用する投資信託をいう。

ここにいうインデックスは「平均」あるいは「市場全体」という意味である。

インデックス型インデックス型投資信託インデックス投信、あるいはパッシブファンドなどとも呼ばれる。

パッシブとは「受け身」という意味である。

インデックスファンドの目的・役割・意義・機能・作用など

インデックスファンドは、いわばリスクを避けて、平均点を取ることを目指すファンドといえる。

インデックスファンドのメリット

低コスト

インデックスファンドでは、機械的にインデックス(指標)に連動するだけである。

したがって、専門家(ファンドマネージャーファンドマネジャー))のによる市場分析・研究調査等が不要なので、その分手数料、つまりコストがアクティブファンドより格安となる。

販売手数料

インデックスファンドでは、販売手数料がかからないノーロードファンドが数多くある。

アクティブファンドでは、ノーロードファンドはあまりない。

投資信託―手続き―購入―コスト―販売手数料(売買手数料)

信託報酬

信託報酬についても、平均的には、インデックスファンドはアクティブファンドの半分以下となっている。

投資信託―手続き―保有・運用―コスト―信託報酬(管理・運用手数料)

株式売買手数料

アクティブファンドでは、ポートフォリオの銘柄を入れ替える頻度が高いため、その分、株式売買手数料が高くなる。

投資信託―手続き―保有・運用―コスト―株式売買手数料

市場全体への分散投資による効率的投資

ポートフォーリオ理論では、市場全体への分散投資がもっとも効率的とされる。

したがって、同理論にしたがえば、インデックスファンドを購入するのがもっとも効率的な投資ということになる。

短期では、有能なファンドマネージャーファンドマネジャー)によりインデックスファンドを上回るアクティブファンドもある。

しかし、長期的にみれば、「平均への回帰」の法則により、いずれは成績を下げる。

そして、コストが高いアクティブファンドはその分だけインデックスファンドに劣ることになる。

実際、過去のアクティブファンドの運用成績の平均値はインデックスファンドよりもパフォーマンスが劣っていることは数多く実証されている。

インデックスファンドの位置づけ・体系

運用方法による投資信託の分類

投資信託にはさまざまな分類の仕方があるが、その運用方法により分類した場合は、次の2つの種類に分類される。

  1. アクティブファンドファンドマネージャーファンドマネジャー)が運用する
  2. インデックスファンド…市場の指数(インデックス)に連動して運用する

インデックスファンドの歴史・沿革・由来・起源・経緯など

ウォール街のランダム・ウォーカー

世界的ベストセラーともなった『ウォール街のランダム・ウォーカー』(原著第10版)で、著者のバートン・マルキールはインデックスファンドについて次のように述べている。

 時価総額ベースで、アメリカの全上場銘柄の約四分の三をカバーしているS&P五〇〇指数そのものに投資すれば、長期的にはほとんどの投資のプロを上回るパフォーマンスを上げることができるのだ。
したがって、この指数に含まれるすべての銘柄をそっくりそのまま機械的に購入することが、株式投資を考える時の簡単で優れた方法の一つである。私は一九七三年に、この本の初版の中で、個人投資家が株式市場インデックスに投資できてしかるべきだということを次のように力説した。

 代表的な株価指数に含まれる何百という銘柄を機械的に組み入れ、値上がりしそうな銘柄選択に基づく売買を一切せず、運用経費も極力かけないようなノー・ロードの投資信託がぜひとも必要なのだ。…運用会社側は決まり文句みたいに、「そうは言っても、市場平均を買うわけにはいきませんからね」と言い訳をする。しかし今こそ、そういう投資信託をしんけんに考えるべき時だ。

 果たして、私の本の初版が出版されてほどなく、ウォール街でいわゆる「インデックス・ファンド」というアイデアが注目され始めた。資本主義の長所の一つは、強い需要があれば誰かが必ずそれを満たそうと努力するところにある。かくして、一九七六年に一般投資家を対象とした最初のインデックス・ファンドが売り出された。

バートン・マルキール 『ウォール街のランダム・ウォーカー』(原著第10版) 日本経済新聞出版社、2011年、434頁。

インデックスファンドの分類・種類

インデックスファンドには次の2つのタイプがある。

  1. 追加型投資信託
  2. 上場投資信託ETF

1.追加型投資信託タイプのインデックスファンド

追加型投資信託タイプのインデックスファンドは銀行や証券会社などで販売され、定期的に積立て購入することもできる。

ただし、株式などと同じようにリアルタイムで取引を行うことはできない。

2.上場投資信託ETF)タイプのインデックスファンド

上場投資信託ETF)タイプのインデックスファンドは、株式と同様に証券取引所でリアルタイムで取引を行うことができる。

ETFの実体自体がインデックスファンドである。ただし、インデックスに連動しないETFもある。

インデックスの具体例

インデックスファンドが連動を目指すインデックスには次のようなものがある。

株式指数
日本株

外国株
  • ダウ平均株価(アメリカ)
  • NASDAQ総合指数(アメリカ)
  • MSCIインデックス(世界 国際)

債券指数
国内債券
  • NOMURA-BPI(日本)

外国債券

インデックスファンドの運用

長期投資

投資信託に関する書籍等ではインデックスファンドについては長期投資が推奨されていることが多い。

中野晴啓 『投資信託は、この8本から選びなさい。』 ダイヤモンド社他多数

しかし、投資信託であっても、利益を確実にするためには、売るタイミングに注意しておく必要があると考える(私見)。

参考:インデックスファンドにチャレンジ!その魅力と儲け方 [投資信託] All About http://allabout.co.jp/gm/gc/11677/




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