[経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目を体系的に分類し、仕訳の仕方等を解説した会計の実務的マニュアルです。


国際収支―資本収支


資本収支とは

資本収支の定義・意味・意義

資本収支とは、国際収支の内訳のひとつとして、居住者非居住者(外国人)との間の資本取引に係る収支(つまり、お金そのもののやり取りの差額)をいう。

つまり、資本の輸出入(貸借)の集計で、資本輸出(貸付)は日本から海外へ資が流出したこと(国際収支上はマイナスで表現される)を、そして資本輸入(借入)は海外から日本へ資が流入したこと(国際収支上はプラスで表現される)を意味する。

資本収支の分類・区分

資本収支は、その投資内容により投資収支とその他資本収支に大別され、さらに細分化されている。

  1. 投資収支
    1. 直接投資
    2. 証券投資
    3. その他の投資
  2. その他資本収支

資本収支の趣旨・目的・役割・機能

資本収支を投資内容で区分することにより、国際的な資本移動の実態を把握することができる。

資本収支の特色・特徴

日本などの先進国では、経常収支が黒字で、資本収支は赤字になるのが典型的である。

資本収支の位置づけ・体系(上位概念)

国際収支

国際収支は資本収支も含めて次の3つに大別され、さらに細分化されている。

  1. 経常収支
    1. 貿易・サービス収支
      1. 貿易収支
      2. サービス収支
    2. 所得収支
    3. 経常移転収支
  2. 資本収支
    1. 投資収支
      1. 直接投資
      2. 証券投資
      3. その他の投資
    2. その他資本収支
  3. 外貨準備増減

資本収支の経緯・沿革・歴史など

従来、資本収支は投資期間で区分していた。

すなわち、1年以上の投資が長期資本収支、1年未満の投資が短期資本収支とされていた。

しかし、新統計では、投資内容で区分されることとなった。

統計

国際収支統計(国際収支表



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