[経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目を体系的に分類し、仕訳の仕方等を解説した会計の実務的マニュアルです。


国際収支


国際収支とは

国際収支の定義・意味・意義

国際収支とは、国が一定期間(通常は1年)に外国との間で行った経済取引による収支(収入と支出)をいう。

国際収支の趣旨・目的・役割・機能

外貨

収支の差額が黒字の場合は外貨が増え、赤字の場合には外貨が減る。

国際収支の構成項目・内訳

国際収支は経常収支資本収支外貨準備増減の3つに大別され、さらに細分化されている。

  1. 経常収支
    1. 貿易・サービス収支モノサービス取引の収支
      1. 貿易収支
      2. サービス収支
    2. 所得収支…労働・投資取引の収支
      1. 雇用者報酬…労働の取引の収支
      2. 投資収益投資取引の収支
        1. 直接投資収益
        2. 証券投資収益
        3. その他投資収益
    3. 経常移転収支
  2. 資本収支
    1. 投資収支
      1. 直接投資
      2. 証券投資
      3. その他の投資
    2. その他資本収支
  3. 外貨準備増減

国際収支の位置づけ・体系

損益計算書

国際収支は企業会計における損益計算書に相当する。

国際収支と関係・関連する概念

対概念
対外資産負債残高

対外資産負債残高統計とは、ある時点で居住者が保有する対外資産と、非居住者が保有する対外負債残高を記録した統計をいう。

つまり、企業会計における貸借対照表に相当するものが対外資産負債残高である。

したがって、国際収支と対外資産負債残高統計の関係はフローストックの関係にあるといえる。

統計

国際収支統計(国際収支表



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