国際収支―経常収支―所得収支―投資収益―証券投資収益
証券投資収益とは
証券投資収益の定義・意味・意義
証券投資収益とは、証券投資(間接投資ともいう)により生じた所得・収益(利益)の収支をいう。
証券投資収益の構成内容・内訳
証券投資収益は次の項目から構成されている。
証券投資収益の位置づけ・体系(上位概念)
投資収益
証券投資収益は直接投資収益などとともに投資収益の1項目である。
そして、投資収益は、雇用者報酬とともに経常収支の一項目である所得収支を構成する。
投資収益の直接投資収益と証券投資収益で所得収支の95%を占めている(2011年速報)。
なお、国際収支は経常収支も含めて次の3つに大別され、さらに細分化されている。
証券投資収益と関係・関連する概念
証券投資
証券投資収益と証券投資との違い(投資収益と投資収支との違い)
上記体系のとおり、投資収益における証券投資収益と投資収支における証券投資はパラレルの関係にある。
両者の違いは、前者は利子・配当金等による所得=収益(利益)の収支であるのに対し、後者は証券投資(間接投資)それ自体の取引の収支をあらわす点である。
たとえば、日本企業が海外企業に対して間接投資をした場合、まだ何の配当金等の収益が発生していなくても、それは証券投資(投資収支)に計上される。
そして、後日配当金を受け取った場合に、証券投資収益(投資収益)に計上される。
統計
国際収支統計(国際収支表)
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