国際収支―資本収支―投資収支―直接投資(対外直接投資・海外直接投資)
直接投資とは
直接投資の定義・意味・意義
直接投資の定義
直接投資とは、国際収支の内訳のひとつとして、外国で企業を設立したり、外国の企業の経営権を取得する目的でなされる投資をいう。
直接投資の意味・意義
資本自由化
資本自由化のもとでは、企業は国内に限らずどの国にも投資をすることができる。
直接投資の別名・別称・通称など
対外直接投資・海外直接投資
直接投資は、対外直接投資または海外直接投資とも呼ばれる。
直接投資の具体例
参考:経済産業省ホームページ「我が国の直接投資に関するQ&A」 http://www.meti.go.jp/policy/trade_policy/investmentq_a/html/questions.html#Q2
直接投資の分類・区分
直接投資と関係・関連する概念
反対概念・対概念
証券投資(間接投資)
直接投資は、配当・利子といったインカムゲイン、売却益といったキャピタルゲインを得ることを目的とした証券投資(間接投資)に対する概念である。
直接投資と証券投資との区別・区分
区別基準
直接投資と証券投資との区別基準として、議決権の10%を保有しているかなどがあり、国際通貨基金(IMF)の国際収支マニュアルで定義されている。
直接投資の位置づけ・体系(上位概念)
投資収支
国際収支は資本収支も含めて次の3つに大別され、さらに細分化されている。
直接投資の見方・読み方・解釈の仕方・視点
国内産業の空洞化
国内設備投資ではなく対外直接投資を増やしても、国内で雇用が創出されるわけではないので、国民所得は増えない。
さらには「国内における生産、投資、雇用等が減少する」産業空洞化のおそれがある。
統計
国際収支統計(国際収支表)
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