［経済］簿記勘定科目一覧表（用語集）

社債―発行―発行形態

社債の発行形態

社債には額面金額（社債金額。償還金額。返済しなければならない金額）と発行価額（払込金額）がある。

額面金額と発行価額との大小関係から、社債の発行形態は次の3つの種類に分類される。

1. 平価発行
2. 割引発行
3. 打歩発行

１．平価発行

平価発行（へいかはっこう）とは、社債を額面金額と同じ発行金額で発行することをいう。

たとえば、額面金額100円の社債を100円で発行することである。

平価発行については、次のページを参照。

平価発行

２．割引発行

割引発行（わりびきはっこう）とは、社債を額面金額より低い発行金額で発行することをいう。

たとえば、額面金額100円の社債を90円で発行することである。

日本では通常、社債の利率が市場利子率よりも低いため、これを調整するために割引発行が一般的である。

『日商簿記2級 商業簿記 スピード攻略テキスト』 DAI-X出版、2004年、160項。

割引発行については、次のページを参照。

割引発行

３．打歩発行

打歩発行（うちぶはっこう）とは、社債を額面金額より高い発行金額で発行することをいう。

たとえば、額面金額100円の社債を110円で発行することである。

打歩発行については、次のページを参照。

打歩発行