［経済］簿記勘定科目一覧表（用語集）

社債―償還―方法―満期償還

満期償還とは

満期償還の定義・意味など

満期償還（まんきしょうかん）とは、社債の償還の方法のひとつで、社債の満期日（償還期限）に、社債の額面金額で償還する方法をいう。

満期償還の位置づけ・体系（上位概念等）

社債の償還の方法

社債の償還には、次の2つの方法がある。

1. 満期償還
2. 買入償還

満期償還の会計・簿記・経理上の取り扱い

会計処理方法

使用する勘定科目・記帳の仕方等

社債利息・社債

社債の満期償還を行った場合、割引発行などをして社債の額面金額と発行金額に差額があるときは、まず、償却原価法により社債利息勘定を用いて額面金額と発行価額との差額を調整する（→社債の評価替え）。

そして、これにより社債の額面金額と発行価額は一致するので、次に、額面金額を社債勘定（負債）の借方に記帳して消去させる。

なお、最終回の社債利息を支払ったときは、社債利息勘定を用いてその利払いの処理も行う（→社債の利払い）。

取引の具体例と仕訳の仕方

社債（額面総額100万円、発行価額95万円、年利率5％、利払日は年1回、償還期間5年）の満期日が到来したので、最終回の社債利息とともに普通預金から支払った。

借方科目	金額	貸方科目	金額
社債利息	1万	社債	1万
社債	100万	普通預金	105万
社債利息	5万

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