財務諸表(決算書)の種類④―決算短信
決算短信とは
決算短信の定義・意味
決算短信とは、証券取引所の定めた様式で決算書の要点をまとめたものをいう。
決算短信の作成要領(作成方法)については、証券取引所が公開している。
各企業や東京証券取引所、証券会社などのホームページ、マスメディアの発表により入手できる。
決算短信の内容・体系
決算短信の記載要領・要項は改訂により変更されるが、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、キャッシュフロー計算書といった決算書のほか、例えば、業績、配当の状況、業績予想などの内容を盛り込むこととされている。
決算短信の制度・基準
決算短信は法律で義務付けられているものではなく、証券取引所の要請により、慣習として作成・公開される日本独自の決算書の1バージョンである。
決算短信の長所と短所
決算短信は株主総会で決算を確定する前の決算発表であり、正式に公表される決算書に比べ、正確性で劣るところもある。
しかし、最も早い決算発表であり、株式投資家などにとって重要な情報源となっている。
現在のページのサイトにおける位置づけ
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 4 ページ]
- 財務諸表(決算書)の種類①―計算書類―会社計算規則
- 財務諸表(決算書)の種類②―金融庁・証券取引所提出用の財務諸表―金融証券取引法・財務諸表等規則
- 財務諸表(決算書)の種類③―税務署提出用の財務諸表―法人税法
- 財務諸表(決算書)の種類④―決算短信
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ