株式―配当
配当とは 【dividend】
配当の定義・意味など
配当(はいとう)とは、会社が利益の一部を株主に分配することをいう。
配当と関係する概念
配当金
配当の要件・条件
分配可能額
株式会社は、事業年度中、株主総会の決議があれば、分配可能額を超えない範囲で、何度でも配当を行うことができる(会社法453条・461条)。
会社法
(株主に対する剰余金の配当)
第四百五十三条 株式会社は、その株主(当該株式会社を除く。)に対し、剰余金の配当をすることができる。
配当の目的・役割・意義・機能・作用など
出世払い・出来高払い
資本、そして資本を細分化した株式では、負債とは異なり、金利は発生しない。
借入など一定期間ごとに金利を支払う必要がある負債による資金調達では不都合が出てくる場合がある。そこで、創出された資金調達の方法が資本なので、これは当然のことである。
ただし、何らかのかたちでのリターンは必要であり、資本・株式におけるリターンのかたちが配当である。
すなわち、「会社が成功するまでは何も見返りはいらないけれど、成功したらそれに応じた分け前を配当というかたちでもらう」という、いわば「出世払い」「出来高払い」
のかたちでのリターンが配当である。
美和卓 『20歳からの金融入門』 日本経済新聞出版社、2009年、83頁。
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