金融資産―円建て資産
円建て資産とは
円建て資産の定義・意味・意義
円建て資産とは、円で価値が表示される金融資産をいう。
円建て資産の別名・別称・通称など
円建て資産は、円建資産、あるいは、単に円資産などとも呼ばれている。
円建て資産の具体例
外貨建て資産には、具体的には次ようなものがある。
円建て資産の見方・読み方・解釈の仕方
偏った危険な通貨ポジション
日本銀行調査統計局が作成している資金循環統計のうち、金融資産・負債残高表(主要部門・取引項目残高表)によると、2011年3月末(速報)で、家計(個人)が保有している金融資産の残高は、1476.4兆円となっている。
しかし、このうち、外貨建て資産は10.1兆円にすぎない。
つまり、日本人はその金融資産のほとんどを円建て資産で保有しているということになる。
しかし、日本円という一つの通貨だけに、資産が偏っているのは危険である。
将来的に、日本経済が衰退し、世界経済における地位が低下すると、円安となり、円建て資産の相対的価値は低下するからである。
これは、株式などで一つの銘柄にすべての資金を投資していることと同じ事を意味する。
なお、今後、外貨建て資産を購入する人が増えてくると、これは強力な円安要因として働くことになる。
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