決算手続き―決算予備手続き
決算予備手続きとは
決算予備手続きの定義・意味・意義
決算予備手続きとは、決算手続きのうち、決算を行うための準備をするための手続きをいう。
決算予備手続きの位置づけ・体系
決算手続きは、次の2つ、または3つの段階に分けて考えられている。
- 決算予備手続
- 決算本手続
または
決算予備手続きの内容・概要
手書き帳簿を前提にする伝統的な簿記論では、決算予備手続きとして、次のような作業を行うものとされている。
1.決算整理前試算表の作成
決算予備手続きでは、まず、期中の取引が各帳簿(仕訳帳や総勘定元帳など)に正しく記入されているかどうかを検証するために残高試算表(決算整理前試算表)を作成してチェックする。
2.棚卸表の作成
次に棚卸表を作成して、決算整理事項を一覧表のかたちにまとめる。
3.決算整理後残高試算表の作成
試算表をもとに、作成した棚卸表を参考にしながら決算整理仕訳を行って、決算整理後残高試算表を作成する。
ただし、決算整理後残高試算表の作成は省略される場合もある。
4.精算表の作成
決算手続きの流れを視覚的にわかりやすくまとめた精算表という一覧表を作成する。
精算表は、簡便的な財務諸表(貸借対照表と損益計算書)として、財務諸表作成のための内部の基礎資料となる。
5.決算整理
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