会計帳簿(帳簿)
会計帳簿とは 【book of account】
会計帳簿の定義・意味・意義
会計帳簿(かいけいちょうぼ)とは、会社の財産(資産・負債・資本)が増減する取引(会計取引)を、その原因(収益・費用)も含めてすべて記載(会計記帳)した帳簿で、商法(会社法・会社法施行規則・会社計算規則)で規定されているものをいう。
会社法
(会計帳簿の作成及び保存)
第四百三十二条 株式会社は、法務省令で定めるところにより、適時に、正確な会計帳簿を作成しなければならない。
会社法施行規則
第百十六条 次に掲げる規定に規定する法務省令で定めるべき事項(事業報告及びその附属明細書に係るものを除く。)は、会社計算規則 の定めるところによる。
一 法第四百三十二条第一項
…
会社計算規則
第四条 法第四百三十二条第一項 及び第六百十五条第一項 の規定により会社が作成すべき会計帳簿に付すべき資産、負債及び純資産の価額その他会計帳簿の作成に関する事項(法第四百四十五条第四項 及び第五項 の規定により法務省令で定めるべき事項を含む。)については、この編の定めるところによる。
会計帳簿の別名・別称・通称など
帳簿
会計帳簿は単に帳簿と呼ばれることもある。
会計帳簿の位置づけ・体系(上位概念)
帳票
なお、帳簿のうち仕訳帳を基礎とした取引の記録システムを帳簿会計、伝票を基礎とした取引の記録システムを伝票会計と呼ぶ。
会計帳簿の趣旨・目的・役割・機能
損益計算書・貸借対照表の基礎
会計帳簿は貸借対照表や損益計算書といった決算書類の基礎となるもので、会計帳簿から最終的に決算書類として損益計算書や貸借対照表を作成することができる。
会計帳簿の分類・種類
会計帳簿は、仕訳帳・総勘定元帳といった主要簿と、補助記入帳・補助元帳といった補助簿とに大別される。
会計帳簿の関連概念
会計資料・証憑
会計帳簿(会計取引)が事実であることを証明する証拠書類を会計資料と呼ぶ。
なかでも領収書や請求書など会社外部の第三者から入手された会計資料はとくに証憑という。
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