国民経済計算―基準―国民経済計算体系(SNA)―68SNA
68SNAとは
68SNAの定義・意味・意義
68SNAとは、1968年(昭和43年)の国際連合において採択された国民経済計算体系で、それまでの国民経済計算体系(1953年に初めて発表された。53SNAまたは旧SNAと呼ばれる)を大幅に改定したものをいう。
68SNAの趣旨・目的・役割・機能(特色・特徴)
53SNA(旧SNA)はモノ・サービスの生産・分配・支出を表す国民所得勘定(国民総生産(GNP)統計)を中心としていた。
しかし、モノ・サービスのフロー面だけでは1国の経済の全体像を把握することはできない。
そこで、国民所得勘定を中心に産業連関表、資金循環勘定、国際収支表、国民貸借対照表の5勘定を取り入れた。
これにより、それまでの国民所得統計では把握できなかった,フロー(生産,分配所得,支出)とストック(資産,負債残高)の関係,財貨・サービスの取引と金融取引の関係を整合的に分析,解明できることになった。
統計局ホームページ「第3章 国民経済計算 解説」 http://www.stat.go.jp/data/chouki/03exp.htm
国民経済計算体系の経緯・沿革・歴史など
国民経済計算体系は1953年に初めて発表された(旧SNA)。
その後1968年(68SNA)と1993年(93SNA)の改定を経て現在に至る。
なお、日本は1978年(昭和53年)から68SNAに、そして2000年(平成12年)から93SNAに移行した。
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