［経済］簿記勘定科目一覧表（用語集）

フローとストック―フロー

フローとは 【flow】

フローの定義・意味・意義

フローとは、一定期間（１年間）における貨幣の流れを示す概念である。

たとえば、一定期間にどれだけの量（貨幣で測定される）の財やサービスが生産・分配・消費されたか等を示す。

企業（会社）のレベル（つまり、複式簿記）で言えば、決算書のうち、一定期間の企業の経営成績をあらわす損益計算書がこれに該当する。

フローの位置づけ・体系

フローとストック

経済で使用される指標・数値は、フローとストックとに大別される。

フローが一定期間（１年間）における生産量等の貨幣の流れを示す概念であるのに対し、ストックは一定時点（年末）における資産の量を示す概念である。

毎年のフローの蓄積（生産－消費）がストックを形成していく、という関係にある。

ストックの変化量 ＝ フロー（生産） － フロー（消費）

フローの具体例

• 国民所得
  • 国民総生産（ＧＮＰ）
  • 国民純生産（ＮＮＰ）
  • 国民所得（ＮＩ）（狭義の国民所得）
  • 国内総生産（ＧＤＰ）
  • 国内総支出（ＧＤＥ）
• 国際収支