事業主貸―具体例―家事関連費―家事按分
家事按分とは
家事按分の定義・意味・意義
個人事業主の経理において、生活費に代表される、個人用の支出である家事費は必要経費には算入できない。
しかし、個人用の支出と事業用の支出とが混在している家事関連費については、個人で使用する部分と事業で使用する部分を明確に分けて、その割合に応じて家事費と事業経費を按分することで、事業で使用する部分を経費に計上できる。
この按分のことを家事按分という。
家事按分の基準
個人で使用する部分と事業で使用する部分を区分するための明確な基準はない。
この点、元国税調査官で、節税に関する数々の著作を出している大村大次郎氏によると、たとえば、自宅兼事務所の家賃については、もし個人で使用する部分と事業で使用する部分を明確に分けることができなければ、「6割を目安に費用計上」すれば、「普通は税務署から文句は出ない」ともいう。
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