専従者給与
専従者給与とは
専従者給与勘定の定義・意味・意義
専従者給与とは、配偶者などの親族の従業員に支払う給与を管理するための個人事業主専用の勘定科目をいう。
なお、法人では、専従者として従業員を区別することはない。
専従者給与の税務・税法・税制上の取り扱い
必要経費算入の可否
専従者給与は、一定の条件により経費扱いにすることができる。
青色申告者の場合
青色事業専従者給与
青色申告の場合には、青色事業専従者給与として、「青色事業専従者給与に関する届出書」を税務署長に提出すること等を条件に(→青色事業専従者給与の要件)、その届出書に記載されている金額の範囲内で支払われた給与の全額を経費に算入することが可能になる。
手続きについては、次のページを参照。
独立開業の手引き―④青色事業専従者給与に関する届出手続の手順・方法・仕方 - 手続き・申請・届出・内容証明郵便など法律問題
白色申告者の場合
事業専従者控除
白色申告の場合には、事業専従者が事業主の配偶者であれば86万円、配偶者でなければ専従者1人につき50万円までの給与を経費にすることができる。
専従者給与の証拠資料
専従者給与に関しては、税務調査でよく問題とされるので、証拠資料をきちんと残しておくこと。
簡単な方法としては、毎月の給与支給日に預金口座に振り込むようにすれば、通帳がそのまま証拠となる。
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