年金制度―私的年金―企業年金―確定給付企業年金
確定給付企業年金とは
確定給付企業年金の定義・意味・意義
確定給付企業年金とは、企業年金の一つで、厚生年金基金と異なり、国の老齢厚生年金の一部の代行給付(国に代わって支給する)を行わず、企業の実情に応じた独自の上乗せの年金給付のみを行う制度をいう。
確定給付企業年金の特色・特徴
確定給付企業年金は、老後の受給額(給付額)が前もって確定している年金である。
なお、同じく企業年金には確定拠出年金があるが、これは拠出額が確定している年金である。
確定給付企業年金の趣旨・目的・機能
厚生年金基金には、代行給付があるために、終身年金を原則とする等の制約がある。
そこで、代行給付を行わず、労使の合意で柔軟な設計を行うことができる企業年金制度として、本制度が平成14年4月に新たに導入された。
確定給付企業年金の位置づけ
企業の退職給付制度は、その支給方法により、一般的に退職金と呼ばれる退職一時金と、企業年金との2つの種類に分類することができる。
このうち、企業年金とは、退職したあとに、退職金を一定期間あるいは生涯にわたって、年金のかたちで受け取る制度をいう。
この企業年金には、確定給付企業年金も含め、次のようなものがある。
※税制適格退職年金は、2012年(平成24年)3月末までに廃止。
確定給付企業年金の経緯・沿革・歴史など
確定給付企業年金の導入により、適格退職年金は廃止されることになった。
確定給付企業年金の根拠法令・法的根拠・条文など
確定給付企業年金は、確定給付企業年金法に基づく。
確定給付企業年金の会計・簿記・経理
会計経理処理方法・簿記の記帳の仕方・使用する勘定科目等
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