年金制度―私的年金―企業年金―厚生年金基金
厚生年金基金とは
厚生年金基金の定義・意味・意義
厚生年金基金とは、企業年金の一つで、国の老齢厚生年金の一部の代行給付(国に代わって支給する)と、企業の実情に応じた独自の上乗せ給付を行う制度をいう。
企業年金の中核をなす制度である。
厚生年金基金の特色・特徴
厚生年金基金のメリット・長所・利点・有利な点
手厚い給付
厚生年金基金では、老齢厚生年金の報酬比例部分について国に代行して支給することに加え、企業の実態に合わせて企業独自の給付を上乗せして支給するため、より手厚い給付が確保される。
税制優遇措置・優遇税制
企業が負担する掛け金は、法人税法上、その全額を損金算入でき、また、従業員が負担する掛け金は、所得税法上、社会保険料控除の対象になるという税務上のメリットがある。
厚生年金基金のデメリット・短所・弱点・不利な点
代行給付があるために、終身年金を原則とする等の制約がある。
厚生年金基金の位置づけ
企業の退職給付制度は、その支給方法により、一般的に退職金と呼ばれる退職一時金と、企業年金との2つの種類に分類することができる。
このうち、企業年金とは、退職したあとに、退職金を一定期間あるいは生涯にわたって、年金のかたちで受け取る制度をいう。
この企業年金には、厚生年金基金も含め、次のようなものがある。
※税制適格退職年金は、2012年(平成24年)3月末までに廃止。
厚生年金基金の会計・簿記・経理
会計経理処理方法・簿記の記帳の仕方・使用する勘定科目等
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